「今回は単気筒で行こう」と相棒に言われたとき、正直かなり悩みました。
重い腰をあげるまで時間はかかりましたが、まぁ結果GO。
目的地は伊勢トリップです。
朝9時、奈良で集合
この10年でサーフィンしながらのツーリングは8回ほど。ヤマハ250マジェスティ、883ハーレースポーツスター、BMW650スクーター、BMW1600GLと乗り換えてきた自分が、今回は下道170キロ強を単気筒で走る。排気量の小さいバイクでは厳しいかなとも思いましたが、それがかえってよかった。
相棒はヤマハSR400のフルカスタム、自分はヤマハTW200のカスタムスカ仕様。2台とも単気筒のバイクで、珍道中のはじまりです。出発前にはお互いオイル交換、エレメント、空気圧、ネジの緩みまでしっかりチェック。準備は万全のはず。
高見峠を越えて
スピードは70〜80km/hが最高速。たいていは60km/h前後でトコトコ流します。急がない、追い越さない。山の新緑、川の音、鳥の声。五感にじんわり届くスローな旅でした。
夏日だったこの日も、峠道に入れば気温10度くらい。長いトンネルの中はさらに低い。相棒は「寒い寒い」をずっとアピール。Tシャツにジャケット1枚では、そりゃ寒いわ……近所を走るわけじゃないんだから、と思いながら、途中の道の駅でしっかり暖をとりました。
昼はラーメン屋に立ち寄って腹ごしらえ。食べたら眠気がくる。この年齢になれば休憩も増えます(トイレも笑)。
伊勢へ
遠くにエスパーニャを眺めながら、湖畔の道を2台で走ると、もうすぐ着く感じがしてきます。
先に伊勢入りしていた友人からは、「早朝1ラウンド終えた」との連絡。板とウェットを積んで早々に動いていたらしい。さすがです。
こちらはようやく14時過ぎに到着。夕波に合わせてしばらく休憩します。
夕波、The Cliff でクルーズ
友人たちとひとしきり話した後、ハッシー、アブシャーらと波乗りタイムへ。
今回持ってきたのは Christenson The Cliff 10'6"。Chris Christensonがクリフ・ハンセンとフィル・エドワーズへのオマージュとして作ったモデルで、グライダーとノーズライダーの中間に位置する一本です。フラットなロッカーと広めのアウトラインが生み出すトリムスピードは、力を抜けば抜くほど板が前に出ていく感覚があります。
フィンは Captain Fin CCトラッカー 8.5"。クリス・クリステンソン自身がデザインしたシングルフィンで、ベースがやや広めでドライブを生みながら、ティップを薄くすることでターン時の抵抗を抑えています。フラットロッカーのグライダーとの相性がよく、伸びのあるトリムと弧を描くようなカットバックが気持ちいい。
疲れていたけれど、やりました。ゆったりと、夕陽の光の中を滑る。急ぐことも、技を決めることも関係ない。ただ波に乗って流れていく。
至福の時間でした。
今宵はテントで宿泊です。










